ドキドキ について
少し時間が経ってしまいましたが、昨年から大学の先生とのご縁をいただき、大学2年生の方々をインターンシップで受け入れてましたて、今年も無事に3名の方々の実施期間が終了しました。
大学の方からは、これから就職活動などを経て社会に出ていく学生に実際の業務内容のお手伝いを通じていろいろと体験させて欲しいとのことで、日ごろから弊団体の業務にご協力いただいている方々、コウサテンを利用していただいている方々にお話しをしてもらったり、通常業務の打合せに同席してもらったりと私たちがお伝えできそうなことをさせていただきました。その経験などを踏まえてコウサテンを学生目線で使うとしたら、どんな使い方をするかの企画も考えてもらいました。
と偉そうなことを書いてますが、人にお話しすることで、自分たちのことで改めてで気づかされることが多々、ありました。
その一つが、タイトルにもある「ドキドキ」についてです。
話しの発端は学生の皆さんにスマホをいつから持っていたか?という雑談的な質問からでした。スマホ以前にガラケー(キッズホン)をすでに持っていたということで、そうすると人との待ち合わせで会えなかった経験とかないでしょ?というお話しになりました。
おじさんの若い時はガラケーもない時代。そうすると具体的な場所、例えば新宿駅東口の地上に出たところにある上映映画の看板、向かって左側から3番目の前で○○時に集合。なんてことをしてて、それでも時間になっても来てもらえなくて、平気で1時間とか待つことも多くあったのよ~。なんてお話しをし、流れは恋愛に…。
好きな子と待ち合わせても微妙に場所を間違えたり、電車とかが遅れて時間に間に合わない!!とかあったり、それを相手に伝える手段もなかったりと…そこで愛が育まれたり、別れがあってりとでした。世の中にはパソコンもメールもない時代。連絡手段は家の固定電話と手紙しかない時代。少し(状況によってはかなり)手間をかけないと連絡することも出来ない時代。
片や現在は個人個人でスマホ/ケータイを持ち、そこからメール/メッセージを送れる時代。朝早くだろうが夜遅くだろうが連絡を取ろうと思えば取れてしまう時代。出会いについてもマッチングアプリなどで好みの条件を入れておけばお互いの好みに合わせて知り合える時代。便利になった時代と言えばそうだが、そこにはいい意味でも悪い意味でも「ドキドキ」は確実に少なくなっている気が個人的にしています。
簡単にイメージすると、攻略が難しいゲームってドハマりすると長く楽しめる(ハマらないとすぐに飽きる(笑))、簡単なゲームって始めた時は楽しいけど、すぐに飽きてしまうのと同じ。余談ですが、一番最初のドラクエで復活の呪文を間違えてメモしてしまい、復活できなかった時の絶望感もある意味で「ドキドキ」だでした。
そして、私の過去を振り返ると「ドキドキ」は恋愛だけではなく、社会人になった後の仕事や生活をする上でも共通して起こる現象で楽しいこと、辛かったことなどなどいろいろな局面で起る現象でした。
ただ時代の流れと共に現在は手軽に個人のみで出来ることが多くなり、そこに要する時間や労力の低減=「便利」につながって、反比例するように「ドキドキ」は少なくなってきている気がしてます。
世の中的なネガティブ要素として置き換えると、恋愛面においては離婚率、仕事などにおいては離職率や経済性にも比例しているのかなぁ…ただ逆にポジティブに考えると自分の選択次第で悪い「ドキドキ」から避けていける時代でもあるなぁ…といろいろ考えが巡りました。
そして今の若者にとっては意識して生活を始めた中で既に「便利」が溢れているのが日常で、その中から良い・悪いのバランスをとっていくということが社会生活をするにはとても重要になってくるだろうなぁ~とインターン生とお話しをしてました。そして、コウサテンに来てもらった学生の皆さんには今の時代にあった「ドキドキ」を意識してもらって、これからの経験値を増やしていってもらいたいと思いましたし、私もまだまだいろいろな方々と共有しながら「ドキドキ」するお仕事や、生活をしていきたいと改めて思いました。
インターンでいらした皆さん(去年の皆さん含む)、またお時間あったら是非是非に遊びにきてください。
お疲れ様でした!!