昨年の10月から、娘を保育園から幼稚園に転園させた。
幼稚園生活は保育園とは全然違って、お迎えは14:00だし水曜日は午前中で帰って来る。
この午前保育が一番キツい。
中々出掛ける準備が進まない4歳児の機嫌を損ねないように盛り上げながら追い立てて、やっとの思いで9:00に送り届けたと思ったら11:30にはお迎え。
洗濯物干して部屋の掃除したらあっという間にお迎えに出掛けなけれならない。
なのに!それなのに!!春休みや夏休みの前後、運動会などの行事の前後、ことごとく午前保育になる!
娘はとても可愛くて愛おしいけど、彼女がいると私がやりたいことをやる時間はブロックされてしまうから、とにかく今は少しでも長く自分の時間を確保することを常に考えて諸々のスケジュールを立てている。
はっきり言って、仕事との両立は難しい。
20代30代と沢山仕事をして来て、仕事を通じて自分の世界が広がったし、とても大変な思いもしたけど本当に楽しかった。
そんな私が、仕事が出来ない生活を余儀なくされる幼稚園生活に足を踏み入れた理由は、今通っている幼稚園をとても気に入ったからである。
なぜそんなにも気に入ったのかというと、とても古い幼稚園だが、昔ながらの広ーい園庭があって、いつも子どもたちが元気いっぱいに遊んでいて、先生たちも一緒に大笑いしながら走り回っていて、とにかくキラキラしていたのだ。
娘があのキラキラの中で楽しそうにはしゃいでいる姿が目に浮かんで消えなくて、悩みに悩んだけど、彼女が小学生になるまでは子どもと過ごす時間を優先してしばらく仕事は最小限にすることに決めた。
10月からの半年間、幼稚園生活にどっぷり浸り、沢山葛藤もあったけど、その中で新たな気づきや学びもあった。
やはり私は人と人が繋がる場が好きなのだ。
そして人と人の繋がりは、さぁ、つながりましょう!と決めて出来るものではない。
共通の目指すものがあって、みんなで協力し合う中で出来て行く、というのを幼稚園のママたちの繋がりを見ていて改めて感じている。
この幼稚園ライフの最大の学びは、よその子でも少し踏み込んで関わることで、ママたちはお互いにとても楽になる、ということ。
我が子が癇癪起こして全然おさまらない時、どうしても幼稚園に入りたくないと教室の前で離れてくれない時、みんなであの手この手で協力してくれる。
子どもも、自分のママだと意地を張ってしまう事も、お友達のママの言うことだとすんなり受け入れたりするから、この助け合いは本当に助かる!
もうカッコつけてなんていられない。
こうやって助け合っているうちに、ママ同士の信頼関係は深くなっていくのである。
もちろん、面倒くさいこともあるかもしれないけど、だからと言って一人で子育てをするのはとても大変だと思う。
そして、これは子育てに限らず、全ての人間関係に言える事だと思うのだ。
闇雲に友達を作るのではなく、自分がやりたい事とか好きな事を共有し共感できる、してもらえる環境があることはとても幸せだし必要なのだと思う。
子どもたちも学校や習い事以外にそんな場があったら、成長していく中でとても大きな存在になるだろう。
そんな事を考えながら、娘の春休み期間を過ごしている。
(早く幼稚園始まってほしい。)