ひさびさに文字を打ちます。
季節は夏も後半ですが、4月からいろいろとあったので振り返りつつ…
4月9日、母が永眠しました。83才でした。文字にすると重い感じですね。
認知症を患い、息子の名前も顔もわからなくなり、数年前に転倒し骨折をした影響で一人で立つことも出来ず、そのまま車椅子生活を続け、施設に入所し、人と接することが大好きなのに3年前からコロナの影響で面会も出来ずな母でした。
病気になる前は自由気まま、誰とでも仲良く話し、世話好きな母でした。
私の学生時代に友達10人くらいを家に連れて帰っても、みんなに「お腹すいているんじゃないの?」と大量の白米やおかずを作ってふるまってくれました。
私が社会人になってあまり家にいなくなってからは、日々働いている親父を置いて、友人とふらっと旅行に行ってしまうことが多々あったりと自由な人だなぁ~と良く思ってました。
今頃は不自由な生活から解放され、より身軽になったことを楽しんでいる気がしてます。やっと解放されて良かったよね。と思いつつ、そんな話しを直接に話したいけど話せないもどかしい感情が続いてたりもします。認知症をわずらっていたので、病気になる前までさかのぼらないとそんな話しもできないんですが…でもいつまでまともに話しが出来ていたのかもよくわからないですよね…
そんな母が亡くなる直前のことですが、私がコロナ陽性になってしまい、施設から容態が悪いと連絡をもらっても、会いにいくことができませんでした。自宅隔離のため何もできず、時間だけが過ぎていく中で、そんな中でも何かできることがないかと思い、お花が大好きな母でしたので、おそらく寂しい空気感が漂ってそうな施設の部屋にお花を届けたいと思いつきました。ですが、外出できないので、花屋に購入にいくことも出来ず、家族も濃厚接触者のため同様でした。
そんな悩んでいたところに子供の同級生のママがお花を施設に届けてくれると言ってくれて、まだ息を引き取る前に枕元にお花を届けることができました。昔からタイミングがあまり良くない息子でしたので、母の最期も同じくタイミング悪くてゴメン…と思っていたのですが、最後にほんの少しだけ親孝行ができた気がしました。それと同時に、ご近所付き合いが希薄になりつつある世の中で、お花を届けてくれた同級生ママには感謝しかなかったです。こんな世の中ですが、人とのつながりは本当に大切だし、大事なことだなぁ~と思いました。
その後、母の葬儀などもありつつではありましたが、日常生活では変わらずにいろいろとお仕事をさせていただいたり、新規のご依頼、ご相談をいただきながらな日々で、それなりに忙しい感じで、気もまぎれながら夏に突入した感じっす。
そんなことがあった中でもいろいろとお仕事のご依頼、ご相談をいただきながらな日々でしたので、気もまぎれながらで夏に突入した感じっす。
つい先日には、毎年恒例の丸の内での打ち水イベントも無事に終了しました。2年ぶりでしたがリアルなイベント開催でした。
私は運営側なので水を撒くことはしなかったのですが、参加された皆さんが笑顔で水を撒いている姿を見ながら、なんとなく心の中が清らかな感じになり、ひっそりと母への感謝な思いに浸っておりました。
9年前に父が他界し、母もいなくなった世界がついに訪れてしまいました。そんな世界がいずれ訪れると子供の頃によく想像しては、恐怖感を感じていましたが、私も年を重ねて来たからか、そんな恐怖感はあまりなく、むしろ人生を生き抜いた両親に憧れを感じながら、いままでの人生で経験したことない初めての不思議な日常を過ごしつつ、夏も後半に突入って感じっす。
しかし、それ以外にも我が家では別の事件も発生しました。このことはまた気が向いたら書こうと思います。書かないかもしれないけど。。。
まだまだ酷暑は続きそうですが、体調に気をつけながら日々、大事に生活しましょう。