東京から北海道の魅力を伝える「Fun Fan HOKKAIDO」https://eln.or.jp/cosa10/portfolio/fun-fan-hokkaido/ という活動をしています。
メンバーは北海道が好きで、その素晴らしさを発信していきたい。。。という人たち。
事の始まりは5年前の2016年。
私は夫の転勤で東京から札幌へ住まいを移しました。
2年間という短い期間だったけど、札幌での生活は色々な刺激がありとても楽しい毎日でした。
札幌で刺激のある生活…と言ってもピンとこないかもしれないけど、東京以外の場所で生活したことが無かった私にとっては、東京から飛行機でしか行けない場所で暮らす、というだけでも大きな出来事だったのです。
実際に、札幌に引っ越してからの暮らしは正に新しい世界の始まりでした。
まず驚いたのが、街づくりがとっても活発なこと。
街のあちこちで、いつも楽しいことをやっていて、公園はいつも素敵に彩られていて。。。
夏のビアガーデンや冬の雪まつりは知っていたけど、それ以外にも年間通して常に、どこかで何かやっている。
職業柄、誰がこれを取り仕切っているのだろう。さぞ大変だろうな、と気になっていました。
そんなある日、東京で一緒に仕事をしていたある方からメッセージが届き、札幌の街づくりをしている会社の方と繋ぎたいということでした。
そうして出会った街づくり会社の服部さんという男性から、さらに彼の周りで街づくりに携わっている素敵な人たちを紹介していただき、私ののんびり札幌ライフは一気にドタバタわちゃわちゃライフへと向かっていったのでした。
紹介していただいた方たちと一緒に立ち上げたのが「Sapporo Smile Woman Project」。
”働く女性の居場所づくり”をテーマに、ワークショップやイベントを定期的に企画して沢山の女性に集まっていただきました。
新しいことを始めるというのは何かと大変なもので、苦労も多かったですが、運営側のメンバーもどんどん増えて、みんなでキャッキャしながら色々アイディアを出して、自分たちが一番楽しんでいたような・・・
このメンバーは、ずっと北海道に住んでいる人と、私のように北海道以外の場所から移住して来た人が混ぜこぜになっていて、それもまた良かったな、と思います。
ずっと北海道に住んでいる人にとっては当たり前のことが、別の土地から来た側からすると凄い!と思うことも多く、それが北海道の新たな魅力発見につながるのですよね。
そして2年が経ち、私は東京に戻ることになり、それから1年後に、他の移住組だった2人も東京に戻ってきました。
久しぶりに3人でお茶しようよって事で、自由が丘にある「ミルクランド北海道」というお店で久しぶりの再会。
それぞれの近況報告や思い出話をしながら、「東京でも北海道のこと、なんかやりたいよね。」と盛り上がり、その場で「Fun Fan HOKKAIDO」と決まり、早速どんなことをしようか、とワクワクの3人。
まずは北海道好きな人に集まってもらおうと、都内のカフェで北海道について語る会を開くことにしました。
事前申し込み無しで、場所と時間だけをそれぞれのSNSなどで発信するのみ。
「誰か来てくれるかな?」
「まぁ、私たちだけでもいいよね。」
なんて言いながら当日を迎えました。
土曜日の朝、10:00 都内のカフェにて。
来てくれる人いるのかな?とドキドキしながらメンバー3人で、ある程度の席を確保しました。
しばらくすると、一人、また一人とやって来て、5人の人が集まってくれたのです。
たいして告知もしていないのに、こうして北海道好きな人が集まってくれたことがとっても嬉しかったです。
この日は、みんなで北海道の好きな場所や食べ物について話して、その後は近くにある北海道のチーズ屋さんにみんなで行って・・・
初対面とは思えない、ゆるーーい空気の楽しい会となりました。
これが2020年12月。
これからイベントをあれこれやって行こうと計画していた矢先に、コロナ感染が広がり、予定していたイベントは中止。
その後、リアルなイベントは開催できていません。
でもおかげで、北海道のステキな人へのインタビュー動画を公開したり、オンラインでウニ剥き体験の会を開いたりと、新しい形での活動を見つけることが出来ました。
(でも、そろそろリアルイベントもやりたい・・・)
生きていると、楽しい事や幸せな事だけではなく、とっても苦しかったり悲しかったり悔しい事も沢山あるけれど、そういう時にこそ、強い思いや愛の力はもの凄い力を発揮して奇跡を起こしてくれる。
そんな経験を重ねて来て、食べ物もファッションもアートも音楽も何もかも、そこに携わっている人の愛や思いが入っているものをおいしいな、美しいな、素敵だな、好きだな、と感じるようになりました。
多分、北海道をこんなに好きになったのは、ただ食べ物が美味しいとか広大な自然がある、とかではなくて、その広くて素晴らしい環境を心から愛して大切にしている人たちの思いを感じたから。
北海道で暮らす人たちが作り上げた、北海道のおいしさや美しさ、楽しみを沢山の人に伝えて行きたい、と思っています。